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2007.11/09(Fri)

魔法少女リリカルなのはSTEP 第十四話 Bpart 


【More・・・】


 最初にどうやってここまで来たのか整理しようと思った。

 朝いつものように起きて、みんなに挨拶して、何度も袖を通した制服に身を包む。
 教科書が一杯詰まったカバンを片手に家を飛び出せばなのはが待っていてくれて。
 バスに揺られながらみんなと話をして笑いあって、あっという間に時間が過ぎた。

 学校につけば立派な校舎に目を丸くした。校門をくぐればなのはに職員室という所に連れて行かれ、私の先生になる人と対面する。
 そこにはもうユーノが先にいて私の顔を見るや微笑んでくれた。けど緊張が既に臨界状態だった私には笑顔を返すどころか言葉一つすらかけられなかった。
 なんとか先生に挨拶をすれば私は教室の前まで連れられ、こうして教室とドア一枚隔て分断されるのが今――。

「……何すればいいのかな?」

 ここまでがトントン拍子に進んできたせいかどうも現実にいまいち馴染んでいない私だ。
 このドアの向こうでは一体何が起こっているのかさえ分からない。先に入ったユーノは大丈夫なんだろうか?
 もしかしたらこれは何かの罠で――そんなこと絶対無いんだけど――実は私も一緒に行くべきだったのではないのか。そんな疑念すら沸いてきてしまう。

 思い切って聞き耳を立ててみる。聴覚全部扉の向こうの世界に集中させ、私は少しでも状況を把握しようと尽力した。
 聞こえてくる声は断片的なものだけど推測の材料にするには十分すぎるはず。

「ユーノ・スクラ――と言い――よろしくお願――ます」

 どうやら会話の主はユーノ本人みたい。自己紹介するのはまずは誰もが通る最初の関門かな。
 考え、私も三日前から考えていた自己紹介の内容を反芻する。
 多分……大丈夫。アルフやエイミィにも聞いてもらったし問題ないはずだ。第一印象で躓くことは無い。

 扉の向こうではユーノが自己紹介を続けている。脚本があるみたいにその喋りは滑らかで緊張なんて感じさせないくらい。
 話が終われば拍手と少しばかりの歓声が教室の中を満たしていた。賑やかとは行かないまでも険悪な雰囲気にはなっていないようだった。

「それじゃ――席は――さんの後ろね」

 なんだかもどかしい。
 この扉の向こうで一体何が起きているのか知りたくてしょうがない。
 私はいつの間にか扉へ寄りかかるようにして中の様子をさらに探ろうとしていた。

「実はもう一人――は海外からの留学生が――ですよ。ちなみに――の子です!」

 嬉しそうな先生の声が聞こえた――と私が思うのに間髪入れずどぉっとしたざわめきが扉を射抜く。

「ひゃ!?」

 もちろん不意打ちだ。
 驚きは素っ頓狂な声になって口から飛び出して、小動物みたいに私は扉から飛び退いた。

「いいですよ、入ってきて」

 扉越しにかけられるのは未知への第一歩を誘う一声だ。
 先生の声に我を取り戻せば次にやるべきことはたった一つ。迷わず、怯まず、私の行くべき道の入り口、それは目の前に――。

「はい!」

 大きく元気に、ハキハキした返事は初対面の相手に好印象――そうエイミィは言っていた。
 私の第一声はみんなにどんな印象与えたんだろう? 暗い子なんて思われてないよね?
 その答えだってこの扉の向こうにあるんだ。私は意を決して、手をかけゆっくりと開けた。

 目に飛び込む風景は規則正しく並べられた机と椅子。そしてそこに座る同い年の男の子、女の子。窓からは光が差し、初夏の風にカーテンが揺れている。
 初めて見る教室は私の想像通り、とはいかないけど戸惑うくらい違うものでもなくて。
 ざわめきの中を私は踏み締めるように足を一歩ずつ前に出していった。

(みんな……見てるんだ……私のこと)

 立ち止まるは教壇の前。先生は穏やかに笑んでいて、見上げた私に頷きを返した。
 面と向き合うはこれからクラスメイトになる沢山の人たち。中には見知った顔――なのはとアリサとすずかだけだけど――もあるけど知らないほうがずっと多くて。
 
(なのはたちみたいに……なれるかな?)

 不安は心の中で靄みたいに揺らめいている。
 あの時なのはが言ってくれた言葉を思い出し、飲み込んで――。

 簡単なことなんだ。
 そう、すごく簡単だから私にも出来る。みんなとともだちになれる魔法を私も知っている。

 だから――

「フェイト・テスタロッサです。まだ分からないことばかりだけど……よろしくお願いします!」

 ――大丈夫だよ。

 名前を呼んで――友達になる最初の一歩。
 みんなに呼んでもらえるように私は自分の名前を教室一杯に響かせた。

 途端、しんと静まり返る教室。私に注がれるいくつもの視線は、まるで品定めをするように感じられてたじろぎそうになるけどぐっと堪えて、我慢した。
 逃げ出しちゃいけない。せっかくの始まりを台無しには出来ないから。
 前に組んでいた手が強張っていく。表情が硬くならないようにしても湧き出してくる不安と緊張に笑顔が消えていくのが分かって――。
 きっとみんなからすればすっごく短い、ほんの刹那だったんだと思う。でも私にはなんだか自分だけ時間の信号がずれてしまったみたいにすごく長く――永遠とはいかないけど――感じてしまって。

「よろしくね、テスタロッサさん!」
 
 でもそんな何気ない一言が今までの心配全部吹き飛ばしてくれた。
 まだ名前も知らない女の子。その子の声が上がると同時に、

「こちらこそよろしく!!」

「フェイトさん、よろしくね!」
 
「よろしくーっ!」

 いくつもの弾んだ言葉と拍手の嵐が私を包み込んでいた。
 もちろんなのはたちも手を叩き満面の笑みで私のことを歓迎してくれていた。綻んでいく顔にさっきまで強張っていたことが嘘のようだ。

「じゃあテスタロッサさんの席は中島さんの後ろね」
「あ、はい!」
 
 私の席は窓際の一番後ろだった。もしかしたらなのはの隣とか、みんなの側だったらとか考えてたけどやっぱり世の中うまくいかないみたい。
 でもそれぐらいでめげてたらいけないよね。逆に考えればクラスのみんなが見渡せるし、窓から外の様子も覗けるんだから一石二鳥。前向きに考えなきゃ。

「これからよろしくね」 
「わ、私こそ……よろしくお願いします!」

 案内されて席に座れば隣の女の子に声をかけられた。いきなりなことにちょっとだけ戸惑ったけどちゃんと挨拶しなきゃいけないのは礼儀として当然のこと。
 けど自分じゃ会釈のつもりだったけど勢い余って思いっきり頭を下げるし、なんだか声も微妙に上ずってしまったのはなんというか……失敗?
 なんだか周りからくすくす笑い声が聞こえてくるのは気のせいだと思いたかった。
 そんなこんなで気恥ずかしさに顔が熱くなっていくのを感じながら私は席についた。全然真新しくなくて、格好つけるなら年期の入った机だ。小さな傷や薄っすら後を残す悪戯書き。
 この机にとっては私は何人目の主なんだろう? これから私が勉強する場所になるんだから大切にしてあげなくちゃね。

「じゃあ朝のホームルームもこれくらいにして一時間目を始めましょうか」

 先生の号令に合わせるように鳴り響く鐘の音は一時間目の授業の合図。
 確か一時間目は算数だったはず。机の脇にかけたカバンからみんなと同じように次々と筆箱、ノート、教科書と机に並べていった。
 よれも何も無いまっさらな教科書もいつかはみんなと同じようにくたびれていくんだろうか。それはどれだけ時間を過ごした証であって当たり前だけど私にはまだ全然無い。
 でもすぐに追いついてみせる。ここにいるみんなといろんな時間を教科書に詰め込んで、かけがえのない思い出にするんだ。

(さっ、頑張ろう)

 黒板を叩くチョークの白い軌跡を見つめながら私の学校が幕を開けた――。
 
* * *

 転校生――たったそれだけの存在でクラスみんなの注目の的となれるある意味反則とも呼べる魔法みたいな存在。

「……これからが本番ね」 

 時刻は12時を少し過ぎたあたり。四時間目の授業も終わり待ちに待ったランチタイム。
 休み時間に与えられた猶予は十分間だったけど今度は違う。

「ふぅ、今度はどうやって捌こうかしら」

 腕捲りはしないけどやる気はとっくに充填完了してる。アタシは机に腰掛けながら窓際のあの子を見やった。
 クラス中が慌しく動き始めるこの時間。普段なら仲のいい子同士机をくっつけて即席の会席場を作ったり、お日様ポカポカな屋上へと繰り出すはずなんだけど……。

「アリサちゃん、お昼はどうするの? みんなで屋上?」
「それはもう少し後の話よ」
「ふぇ?」

 これから起こる事態の深刻さを全く分かってないだろうなのはを軽く流しながら、アタシは混乱の渦の核を注意深く観察し続けた。 

「このクラスに本当ならフェイトを知ってる子はいないはずなのよ。Do you under stand?」
「あっ、そっか……」

 魔法少女仲間です――なんて名目でいきなりフレンドリーに話しかければ渦はいっそう早さを増して周囲を巻き込んでいくだろう。
 今日だけは、というか学校の中だけではアタシもなのはもすずかもフェイトとは完全な初対面なのだ。友達の関係なんて綺麗さっぱりリセット。
 これは朝のバスでそれなりに確認しあったことでもある。下手な混乱は厄介ごとしか運んでこないのだから。

「でもユーノくんはいいの?」
「あいつは上手くやるからいいのよ。それに気にしようにももうどっか行ってるし」

 大方やんちゃな男子たちと屋上かグラウンドにでも行ったのだろう。
 あいつは結構人付き合いというものを心得ているみたいだし放っておいて問題無し!

「一番問題なのはフェイト以外いないでしょ、もう……」
「そうだね。結構フェイトちゃんしっかりしてるようで抜けてるようなところあるし」

 すずかの的確なプロファイリングに耳を傾けいてればそろそろ頃合――。

「テスタロッサさん! 一緒にお昼食べない?」
「あっ、うん。私で良ければ」
「駄目ぇ! フェイトちゃんはあたしたちと一緒にお昼するんだよ」
「ちょ、何いつの間に名前で呼んでるのよ! なれなれしいにも程があるわよ!」
「いいじゃんかぁ、ねっそれよりお昼いこっ! お昼!」

 それ始まった。
 第4回フェイト争奪戦の幕開けだ。

「フェイトちゃんすごい人気だよね」
「うん、休み時間になるたびにみんなに囲まれてるもんね」
「転校生のこと知りたいって気持ちは分からなくはないんだけどね……」

 アタシたちだって本当にフェイトのことを知らなければこうやって一歩引いて見ることもないんだから。下手すれば争奪戦の一角をなしているはず。

「休み時間になるたび質問責めにされているのを助けるのも大変なんだから」
「ふふ、でもアリサちゃん楽しそうだよ」
「Be quiet……すずか」
「なんだかんだでフェイトちゃんのこと心配してるんだもんね」
「You too……なのは」

 からかわれて恥ずかしい……。
 べ、別にあの子があんまり人付き合い上手じゃなさそうだから、助け舟出してあげてるだけなんだから……。
 
「そ、それにアタシは一応学級委員長としてクラスの秩序を守る役目があって――」

 もう逃げるように腰を上げれば、アタシはいっそう盛り上がりを見せる女子の群れへと割り込んでいるのだ。
 両手をパンパンと叩いてみんなをアタシに注目させる。

「ほら、あんたたちテスタロッサさんが困ってるでしょ? こういう時はまず順番決めなさい」
「だったらあたしが先だよ!」
「そんなのよりテスタロッサさんの意志を尊重した方がいいでしょ!」
「はいはい、こういう時はこれに限る」

 言い寄る二人をぐいっと押しのけ眼前に突き出すは握り拳。
 こんなグダグダ叩き壊す――もとい平和的解決の出来る最善策をアタシは持っている。恨みっこなしの白黒つける最高の切り札だ。

「最初はグー!!」

 有無を言わさず先制攻撃!

「えっ!?」
「へっ!?」

 戸惑いつつも迎撃準備をする二人、

「じゃんけんポン!!」 

 そうして勝負の結果は――。

* * *

「いいのかな……これで」

 今まで腰掛けてたベンチは今日からお役御免。
 古くなったとか壊れちゃったとか、別にそういう理由じゃなくてただ単に狭くなってしまっただけ。
 
 だって今日からお昼は――

「いいのよ、勝負の世界は厳しいの」 
「アリサちゃんらしいといえばらしいけど」
「なんだか職権乱用というか……」
「でも、ありがとアリサ」
「どういたしまして。今度からはアタシがフォローしなくてもいいようにちゃんとしなさいよ」
「うん、頑張る」

 四人一緒のランチタイムなんだから!

「にゃはは、その調子だよフェイトちゃん」

 いつもよりちょっと大きめのベンチには丁度四人でぴったりのサイズ。肩を寄せ合い膝の上にお弁当を乗せて嬉しい時間が過ぎていく。
 フェイトちゃんがわたしたちと同じ学校に通って、勉強して、お昼をして、一緒に帰る。よくよく考えてみればこれってすごいことだ。
 こんな時間を過ごせると夢にも思っていなかったわたしだけに、いざ意識してみると大発見をしたみたいに驚いてしまう。
 しかもわたしたちは四人揃って魔法少女。何でもかんでも分け合える大の仲良しだ。

「それにしてもフェイトのお弁当って結構手が込んでるわよね」
「エイミィが頑張ってくれたんだ。朝五時には起きてたみたいだし」
「私はファリンが作ってくれたんだよ。ファリンの卵焼きおいしいんだ」
「あっ、それなら家のお母さんの卵焼きも負けないよ」

 自慢するようにわたしは卵焼きを摘んで口へ運ぶ。しっとりとした甘みとふわっとした感触が口の中一杯に広がって思わず口元が緩んでいく。

「なのはのお母さんってケーキだけじゃなくてなんでも出来るのよね」
「うん! お母さんはほんとに凄いんだよ。わたしの自慢だよ!」
「そういえばパーティの時の料理も作ってたんだよね。アースラの人たちみんなおいしいって言ってたよ。ほんと凄いな、なのはのお母さんって」

 フェイトちゃんがわたしの方を見ながらほっとため息をつく。それだけでお母さんの料理がどんな世界にも通用することが分かるみたいでわたしもすごく嬉しくなってくる。
 もしかしたら料理も魔法みたいなものなのかも。

「そういえばフェイトちゃん、勉強の方は大丈夫?」

 お茶を一口飲んですずかちゃんが切り出した。

「うん、算数とかは結構簡単かな。あっ、でも国語とか社会とか全然分からないよ」
「そりゃ異国の文化なんだからしょうがないわよ。フェイトだってまだこっちに来たばっかりなんだし」

 確かにミッドチルダと地球の文化って全然違うんだと思う。かたや魔法の発達した世界と、アナログとデジタル混じった世界じゃどう見たって同じ所はない。
 算数とかはやっぱり万国共通な公式とかあるからフェイトちゃんも大丈夫みたいだけど、流石に国語とかは無いもんね。

「そうなると勉強会とか開かなきゃ駄目みたいね」
「漢字とか一杯覚えなきゃいけないことあるもんね」

 こういう一面があるとやっぱりフェイトちゃん違う世界の子だと感じてしまう。
 なんだかいつの間にかこの風景に最初からフェイトちゃんがいたように思い始めてたわたしとしては結構チグハグな気分かも。
 でも、きっとこれからそんなことすぐ無くなってしまうんだ。もうわたしたちはいつだって一緒で、同じ時間の中で沢山の思い出を作っていけるんだから。
 もしかしたら在り得なかった時間。そんな時間をくれた人がいるならわたしは心の底からありがとうを言ってあげたい。

「さてと、午後は体育よね?」  
「確かドッチボールだっけ」
「うん!」

 一番に声を弾ませたのは当然のことながらすずかちゃんだ。

「すずかは体育って得意なの?」
「得意っていうよりは好きって感じかな」
「そうなんだ。私も体を動かすことは嫌いじゃないよ」
「じゃあ今日のドッチボールも一緒に頑張ろう!」
「うん! まかせて」

 なんだかフェイトちゃんも意気投合しちゃってる横でわたしとアリサちゃんは顔を見合わせ苦笑い。
 あんまり運動が得意じゃないわたしとしてはドッチボールなどなどスポーツ全般は、実は結構遠慮したいものでありまして……。
 アリサちゃんもアリサちゃんで張り切る二人になんだか呆れているみたい。
 
「はぁ、お願いだから同じチームにならないでよ。二人揃ったら一方的すぎるんだから」

 始まる前からお手上げ宣言のアリサちゃんに、なんだかこの前の模擬線を思い出してわたしもお手上げしたい気分だったり。
 魔法がなくてもなんだか勝てない気がするのはきっと気のせいじゃないのでしょう。

「じゃ、そろそろ戻って着替えましょ。遅刻なんてしたら委員長の名に傷がつくわ」
「アリサちゃん頑張ってるもんね」

 四年生になってからアリサちゃんはわたしたちクラスの学級委員長をやっている。
 アリサちゃん曰く「やる人間がいないならアタシしかないでしょ?」とのことだけど、どう見てもあの時一番に手を上げていたのはアリサちゃんだけだったり。
 やっぱりわたしたちを引っ張ってくれてただけあってクラスをまとめるのもお手の物って感じで、さっきも喧嘩なりそうなのを上手く収めていたのは感心するばかりだ。

「あったりまえじゃない! リーダーとしてやるべきことを果たすのは当然の義務、使命なのよ!」
「ふふ、もうアリサちゃんったら」
 
 楽しげなやり取りを繰り返すうちに時計の針ももうすぐ一時を指す頃。どうやらランチタイムもお開きみたいだ。

「それじゃあ行こう!」

 続きはまた明日ということで、わたしは一番にベンチから立ち上がった。お弁当を片付けて身の回りを確認して、さぁ行こうと足を上げたその時、

『みんな! お昼休み中悪いんだけど出動お願い!!』
 
 緊急通信が頭の中を駆け巡った。
 今まで和らいでいた表情が引き締まるのを感じる。隣のみんなも同じように顔を硬くしながら腰を上げた。

「どうやら体育の前にちょっとした準備運動しなきゃいけないみたいね」
「うん。久しぶりのジュエルシードだね。今のところはみんな弱い魔力みたい」

 いち早くすずかちゃんが持ち前の探査でジュエルシードの状態を探り始める。
 わたしもすでにレイジングハートを首からはずして握り締めていた。

「初出動にはちょうどいい相手じゃないのよ。そう思わない、みんな?」

 得意げな顔でアリサちゃんが言った言葉にわたしたちは力強く頷いた。

「よろしい、ならリリカル・スライカーズ出動よ!!」

 拳を空高く突き出してアリサちゃんが一番に駆け出す。わたしたちもすぐにその背中を追って飛び出した。
 わたしたちリリカル・ストライカーズにフェイトちゃんが加わっての初めての事件。いきなりのぶっつけ本番かもしれないけどわたしたちは大丈夫って言い切れる。

 だってわたしたちは仲良し四人組なんだから!

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